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  • 論文

研究成果が発表されました「腸内細菌叢が母親の育児ストレスや心身のレジリエンスに関連する― 腸内細菌叢・自律神経機能・身体状態から包括的にこころを支える支援を目指して ―」

明和政子 教育学研究科教授、松永倫子 日本学術振興会PD特別研究員、萩原圭祐 大阪大学特任教授、株式会社サイキンソーらの共同研究グループは、0~4歳の乳幼児を養育中の母親が抱える育児ストレスおよびレジリエンスが、腸内細菌叢や自律神経系、身体運動機能とどのように関連するか検証しました。その結果、育児ストレスの高い母親は身体機能も脆弱な状態にあり、腸内細菌叢の多様性も低いことが明らかとなりました。また、レジリエンスは、自律神経系(迷走神経活動)や、腸内細菌叢の組成、とくに酪酸の産生や炎症に関わる菌(e.g., Blautia, Clostridium, Eggerthella)と関連することも分かりました。

本研究成果は、2024年2月29日に、国際学術誌「Communications Biology」オンライン、以下のメディアにて掲載されました。

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2024-03-01

腸内細菌が多様だと、育児ストレスが低く回復力も高い 京大など分析:朝日新聞デジタル (asahi.com)

腸内細菌が多様だと、育児ストレスが低く回復力も高い 京大など分析(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース