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2023/11/14
明和教授の記事が月刊VERY12月号に掲載されました
11月7日から発売中の月刊VERY12月号に、明和政子教授の記事が掲載されました。乳幼児から小学生のママ向け企画ページ『それ、ママじゃなきゃだめですか?』 ママに偏ってしまう家庭での「名もなき家事・育児」にフォーカスし、家族のチームワークをよくするためにできること、コミュニケーションの取り方などを模...人間の心の発達と進化の道すじを探求する
人間の形態的な特徴と同様、目には見えない人間の心のはたらきも、進化的淘汰の産物です。
人間らしい心とはどのようなものか(what )を知るには、
それが、「いつ(when )・どのように(how )・なぜ(why )生まれてくるのか」を明らかにすることが必要です。
私は、人間の心の発達とその進化史的基盤を、
個を取り巻く他者、社会、文化、環境をこうしたキーワードから探ることにより、
人間の心の発達を支える要因を行動観察や実験を通じて実証的に解き明かしていきます。
赤ちゃん研究員募集中
生後0〜2歳くらいの赤ちゃんと保護者の方を募集しています。
京都大学教育学部・文学部の「乳幼児発達研究グループ」では、赤ちゃんの心の発達に関する調査にご協力いただける 「生後0~2歳くらいの赤ちゃんと保護者の方」 を募集しています。また、滋賀県立大学との共同で、滋賀県彦根市に「子育て支援サークル」を運営しております。こちらに興味のある方も、ぜひお気軽にご連絡ください。
社会的認知の発達と進化
統制のとれた実験室での実証的研究によって、それぞれの種の認知や行動を客観的な尺度で比較します。それにより、ヒトの心の特性の生物学的基盤および独自性、その適応的意義を明らかにしようとしています。
社会的認知の発達と環境要因
人間は出後直後から、あるいはお腹の中にいるときから他者とのコミュニケーションを求める存在です。生まれて数時間しかたたない赤ちゃんが、外界刺激の中から他者を自動的に選び取り、その表情を模倣します。